昨年好評だった山の日の祝日企画であったが連日の猛暑のため、直前キャンセルがあり5名の参加となった。しかし殆ど木陰で時おり吹き抜ける心地よい風の道中を歩く。まず西野水道で江戸時代の偉業を学び、そこから古保利古墳群へ。一般には八ツ岩支群と呼ばれる古墳時代終末期の横穴式石室古墳群と前方後円墳の形状を比較的よく残している深谷古墳を見学するのが最適。次に阿曾津千軒の伝承地へ。ここは琵琶湖岸に幾つか伝わる水没集落伝承地の一つ。この水没原因が琵琶湖の大津波によるとの説や、そもそもここに大きな集落があったのか、など現地ならではの思いを巡らせる。琵琶湖岸へ出て沿岸の地形も確認して、最終目的地の有漏神社へ。この神社は山梨子集落の神社でありながら集落からの参道がなく、かつては船で参拝されていたとか。そのため今では秘境の神社としての雰囲気が漂う神前に参拝した後、湖岸の鳥居前で琵琶湖の風と眺望を楽しみながらの昼食。皆さん秘境探検を終え満足気分で来た道の帰路に着きました。