猛暑の残暑も一転して湖北に北風が吹く季節となった3連休の中日、栗狩り体験を楽しむ京阪神方面から27名の参加者を得て坂田駅を出発。まず駅頭には戦国武将の仲睦まじい夫婦として知られる山内一豊、千代の像が立ち、近くの一豊公の母の墓所にも立ち寄り。ここにはその母がこの地で千代を見出した、との伝承が書かれています。そこから琵琶湖岸の道の駅「近江母の郷」で昼食。米原市は戯曲「瞼の母」で知られる番場の忠太郎の母の地でもありますので「母の郷」なのです。次は長沢の福田(ふくでん)寺へ。創立を古代に遡る由緒ある寺院ですが、一向一揆、元亀騒乱など戦乱の時代を耐え、江戸時代には彦根藩井伊家とも深い関りがありました。このような歴史散歩のあとお目当ての栗狩り園に到着。ここは皆さん童心に帰ってワイワガヤガヤと栗拾いで秋本番を堪能。手土産の栗も一杯に満足されて帰路につき田村駅に到着。なんとここで「湖北しぐれ」の雨。このタイミングまで見事に読んだ(?)気象予報士並みの先読みを自画自賛するガイドを尻目に、皆さんは「ラッキー、ラッキー」と喜んでそれぞれの帰途に着かれました。(この栗園はガイドの私園で営業を目的にした施設ではありません)