毎年の人気コースで当初は40名予約のところ、天気予報が芳しくなかったためか27名となったものの、一時的な小雨でハイキングには支障がありませんでした。集合場所の永原駅から約7キロメートルを歩いて到着した森のゲートで迎えてくれたのがコアジサイとササユリ。早速の歓迎ぶりにスマホ、デジカメの放列で期待が膨らむ。靴底を水で洗い協力金を納め、森の楽舎(まなびや)に入りここで昼食を済ませて沢コースを登り本番の山門湿原へ向かう。途中の渓流沿いにササユリが咲く光景に「奥入瀬渓流のよう」と言う感想も出るなか、20分ほどで到着。ここはかつては薪炭林でしたので炭焼き小屋が復元されています。ここから湿原沿いに散策コースが伸び、ここもコアジサイやササユリの花道ですが、なんと言っても圧巻は南部湿原の展望台付近です。多くのササユリ、コアジサイの大群落にモリアオガエルの卵塊が見られるなど、本日のハイライトでした。そこから秋には紅葉のスポットとなる四季の森で小休止して急坂を登り北尾根に到着。アカガシのうっそうとした森を抜け、山門を代表する植物のユキバタツバキの大きな群落を過ぎ、やがて終点近くなると再びササユリの群落が本日のフィナーレを飾るかのように待ち受けてくれていました。参加者の皆さんはここでも盛んに写真に収め、大満足の笑顔で帰路につかれました。