木之本中学校の恒例行事の校外学習が行われ、6名のガイドでお手伝いをしました。「郷土の良さを知り、郷土を大切にする心を養う」、「集団の一員としての自覚と行動を高める」を目標に、地元の街中を歩いて歴史や産業などをつぶさに見学するというものです。私達ガイドの役割は、江戸時代の北国街道木之本宿などの歴史、養蚕、糸取り、醸造業の繁栄など過去から現在への地元の様子を体感してもらうことです。きのもと交遊館では48名の1年生の生徒さんと付添いの先生方が6つの班に分かれて出発式を行い、班ごとに分かれて街中へ繰り出しました。この街には醤油醸造元が3軒、造り酒屋が2軒あり、いずれも古い歴史があります。宿場町とあって大名が宿泊した本陣や庄屋など江戸時代の建物の見学、古い町並み保存の民家の造り、寺院、神社、養蚕業にまつわる生糸工場などの見どころは盛り沢山で、生徒さんは果たしてどの程度理解されたか不安でしたが、強い日差しの中での道中も一生懸命聞くという学習態度は立派でした。木ノ本駅前の江北図書館では隣接の新設されたカフェ、リブプラス(Lib+)さんのご厚意により硬水、軟水、水道水の違いの勉強と言う思いがけない体験と休憩ができたことが何よりでした。出発前と後では生徒さんの街への思いが少し変化したようで、どのようなレポートが作成されるか陰ながら気になるところです。