11月3日(日・祝)JRハイキング(好評の峠越えシリーズ)         余呉湖の尾根をぐるっと一周

文化の日は晴れの特異日と言われるだけあって、前日の大雨から一転して秋晴れの好天となり、参加申し込み状況は台風の影響がなくなる予報と共に増え41名の参加者となった。皆さん健脚揃いで元気に余呉駅を出発。まずビジターセンターの賤ケ岳合戦大看板図で戦況を概観した後、権現峠を目指す。前日の雨の山水に注意しながらも難なく峠に到着。ここはかつての通行の賑わいを示す祭祀の跡の灯篭が残り往時を偲ぶ。ここからなだらかな稜線を行くが、途中何組ものハイカーとすれ違い挨拶を交わす。最高峰の大平良山で余呉湖を見下ろし、公方山で昼食タイムとする。ここまで汗ばむ道も稜線を吹き抜ける風で一気に涼しさを通り越す体感となる。午後は飯浦切通しへ向かう急坂を下り切ると、一転して賤ヶ岳山頂への急坂を登るルートである。ここまで順調に経過したので、賤ヶ岳山頂では十分景色を楽しむ時間を取り、合戦や伊吹山、琵琶湖の成り立ちなどを解説する。ここで京阪神方面からの参加者の希望で予定より少し早めに余呉駅を目指すことに。猿ケ馬場、大岩山砦、岩崎山砦を見学して、予定通り湖西線回りの下り電車に間に合い、約半数の早朝出発組の方々の希望に応えることができました。(お詫び この日ハイキング参加票の準備を怠りました。次回参加時にお申し出をお願いします。)

まずビジターセンターの賤ケ岳合戦図で解説の後、記念写真
林道との合流点で小休止 前田利家隊の撤退ルートでもあります
峠への道 これが県道なのです
権現峠 石灯籠がかつての祭祀と通行の賑わいを示す
賤ヶ岳山頂への階段道
大平良山 紅葉にはまだしばらくかかりそう
賤ヶ岳山頂 琵琶湖、伊吹山方面も良く見渡せました
山頂のシンボル 武将像 この像は、戦い終えた一兵士が束の間のまどろむ姿、と解説板にあります