余呉湖周辺の桜は満開を過ぎたとは言え、余呉湖観光館では桜まつりが開催中とあって、屋台、マルシェで賑わいの中、お土産も手に穏やかな日和の下、15名の参加者の気分も盛り上がる。今回の企画は余呉湖周辺に建てられた句碑を巡り、また参加者も句を詠むというもので道中では季語の解説や著名な俳人の句を味わっていただきました。湖畔道にはソメイヨシノは初雪のように花を散らしたものの、それに次ぐ遅咲きの八重桜がチラホラと咲き、サワオグルマの群生地ももうすぐ黄色一色になりそうで、花のバトンタッチは順調に進みそうな気配です。さて最初の句碑は山口誓子の「秋晴れに 湖の自噴を 想ひみる」。まだ花を残す若木の桜の林に囲まれて建つこの句は季節こそ違え、同じ青空の下で詠み人と一緒の気持ちで余呉湖を眺めることができました。この対岸にあるのが江戸時代の俳人、斎部路通(いんべろつう)の「鳥共も 寝入っているか 余呉の海」。芭蕉の門人のこの人は漂泊の俳人で、この句を芭蕉は絶賛したとされ、冬の夕暮れ時の静寂の様子を見事に詠んでいます。昼食を挟んで余呉湖ビジターセンターの天女のモニュメントの脇にあるのが現代の俳人、大橋桜坡子氏ほか3基の句碑。いずれも余呉湖の風景などが詠まれています。この後、余呉湖を離れ北近江豊臣博覧会の賤ケ岳合戦エリアの施設、賤ケ岳戦国ステーションへ向かいました。ここでは大河ドラマの進展や合戦の様子をリアルに体感できるとあってまた楽しいひと時を過ごしていただきました。余呉駅に戻り、電車待ちの間に皆さんの詠まれた句の披露です。俳人ガイドの適切な解説により、お互いの句に拍手や感嘆の声が上がる中、電車の時間となり吟行ハイキングも名残り惜しくも解散となりました。
































































