連日の猛暑で参加状況が心配されましたが、県外からの参加者を主に18名で河毛駅を出発。まず道中の小谷城落城前年に信長が築いた虎御前山城を見て攻防戦を偲んだ後、小谷城ゆかりの小谷寺へ。ここでは江戸時代初期の作とされる梵鐘をついて参拝。次に鉄兜モニュメントのある広場から城域に入り、まず出丸砦に登る。林道に所々に立つ幟旗に案内されてさらに歩を進めると望笙(ぼうしょう)峠に到着。笙とは竹生の合字で、まさにここからは竹生島や姉川合戦場、虎御前山に小谷城下が一望できるようによく整備され、澄み切った空の下暫し休憩して景色を楽しむ。竹生島の国宝唐門は秀吉の大坂城の遺構であり、豊臣秀頼とその母淀殿の話題に花が咲く。その後、登山道を下山し冷房の効いた三代の里で昼食をとりました。午後は浅井氏の城である中島城へと向かう道中が猛暑で大変ではありましたが、北方の田上山が良く見え、ここは小谷城攻めの朝倉軍の本陣であり、賤ヶ岳合戦での羽柴秀長の本陣でもありました。また、行市山や賤ヶ岳も良く展望でき、賤ヶ岳合戦の様子までしっかり確認していただきました。中島城には戦国時代の遺構がよく残り、城郭ファンには楽しみの所ですが、今回は猛暑もあって早めに見学を切り上げました。しかし予定どおり無事に河毛駅にゴールインできたことで、猛暑の中、「ホット」しましたとは随行のガイドの弁でした。





