8月17日(日)JRハイキング(秀吉軍に対峙した壮大な遺構を体感しよう) 賤ヶ岳合戦、柴田勝家の本陣を行く

県内外からの参加者22名が木ノ本駅に集合。連日の猛暑日とは言え、今朝は今にも降り出しそうな空模様の中、路線バスで柳ヶ瀬に到着するとやがていつもの日差しが降り注ぐ天気に。つかの間の朝曇りでした。そんな中にも道中の木陰道は歩きやすく、予定より早く倉坂峠に到着し、ここで十分な休息を取る。「玄蕃尾城へ向かっていざ出陣!」、と元気づけにガイドが声掛けして急坂を上るといよいよ玄蕃尾城に到着。入口の説明版は新たに作り直されて色合いも鮮やかに。ここで城跡の全体像をつかんで、いよいよ虎口から入る。ここの標柱には「虎口廓 攻撃用大手廓(出撃拠点)」とあるが、実はこの砦では合戦にはならず、従って秀吉軍の侵攻体験でもなく穏やかな入城といったところ。戦にならなかった分、遺構がよく残り、高い土塁に深い空堀など手入れの行き届いた城内を隈なく散策し、城郭ファンにとってはうれしいひと時を過ごし、思い思いに木陰で昼食とする。少し名残惜しい気持ちのまま倉坂峠に降りて忘れかけていた集合写真を撮る。ここからの下山道の足取りは軽やかで、バス停には時間に余裕をもって到着。「参加してよかった」、「城の成り立ちに関心が深まった」、「また来たい」などなどガイドにはうれしい言葉をいただきました。

道中は木陰で元気に歩く
柳ヶ瀬の集落を行く
新調された入口の解説版
虎口の標柱を見て入城 ワクワク感を抑えて
高い土塁や深い空堀などの遺構を確認
広い主郭跡で戦国を偲ぶ
倉坂峠で記念写真