11月4日(月・休)JRハイキング(紅葉の山に己高山仏教の史蹟を訪ねる)樹齢1000年の逆杉を訪ねるトレッキング

絶好の秋晴れに恵まれ人気の逆杉を訪ねました。今回、遠くは千葉県習志野市からを始め愛知、和歌山、奈良、兵庫他33名の参加。石道寺駐車場で行程説明、注意事項、準備体操をしていざ出発。最初は楽々の林道を歩き石道集落の元屋敷(元々の集落跡)の奥にある旧石道寺の山門跡を訪ね一息入れる。さてここから急な道なき道を登ること約30分。ようやく中間地点の独狐水(弘法大師が佛具の独鈷を使って岩の割れ目から湧水させた場所)に到着。意外と険しい急勾配で皆さんに疲労感が。少し長めの休憩を取って後半にチャレンジ。何度も小休止しながらさらに登る。すると山道の勾配が緩くなり横がけの道を曲がると一気に雰囲気が変わり神聖な空気に包まれた空間に出る。その奥に圧倒的な存在感のある逆杉がデンと構え、その威厳に疲れも忘れ全員がしばし見入る。この急坂を登り切った者だけが見られる景色。樹齢1000年の大木の立ち姿には畏敬の念を禁じ得ず、生き生きとしたパワーをもらい充実感と達成感に浸る。この杉は、伝教大師最澄がここの祠に玉串として杉の枝をさしたところ、これが大杉に成長したという不思議な話を伝えます。昼食の後一旦尾根まで上がり帰途につく。紅葉にはまだ間がありそうだが、来週あたりから多くのお客さんで賑わう鶏足寺の参道を通ってバス停まで行く。バスの中では「大変な山道だったけどそれ以上に逆杉が良かった」、「是非もう一度計画してほしい」といった言葉をいただき満足感一杯のハイキングとなりました。

旧石道寺跡で
入念に準備体操をして
霊地への道①
霊地への道② 急坂も何のその
高尾寺跡地に到着 ここに逆杉(さかさすぎ)があります
大杉の前で集合写真 この圧倒する存在感には畏敬の念も
石道寺本堂 紅葉シーズン前の静かさも格別
鶏足寺大門前 紅葉のシーズンで最も賑わうスポットです