永原駅を28名の参加でスタート。山門(やまかど)水源の森までの約7キロメートルの道のりを歩いて到着した「森の学舎(まなびや)」で昼食とする。ここから湿原を目指すが丁度この日は「山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会」の皆さんの保全活動の日と重なり、湿原の保全活動について学ぶ良い機会となった。一時は鹿の食害でミツガシワやササユリが絶滅状態となったが、防護ネットなどで侵入を防ぎ、多くの植物が再生できたこと、この日は冬に備えてこの防護ネットを撤去し、また春には取り付ける作業が待っているとのことで様々な取り組み活動を知ることができた。紅葉の道を進んで到着するのが水源の森の湿地帯。一面に広がる黄色のジュータンに彩を添える紅葉と常緑樹のコントラストが見事で一斉に写真に収める。更に進むと雑木林の「四季の森」に。暖秋で色づき具合が心配されたが、「うわぁ~きれい」と感嘆の声で一安心。ここで思いがけずコナラの穴に生えたキノコが見つかり、次々とカメラに収める行列ができるほどの注目を集める。紅葉の世界を十分堪能して集合写真を撮り、アカガシの森など色づく道を通って森の学舎に帰着する。京阪神方面からの参加者が多く、近江塩津駅へ向かう帰路のバスの中では楽しいハイキングだったとのうれしい感想をいただきました。