12月6日(土)JRハイキング(秀吉・秀長兄弟を描く大河ドラマ直前)         信長の軍道と紅葉の虎御前山をゆく

好天に恵まれて23名の参加で虎姫駅をスタート。まず真宗大谷派五村別院に参拝。ここは戦国時代の元亀争乱にも関わった歴史についても知っていただく。ここから信長が小谷城攻撃のため作った「戦国街道」を通ります。この道は幅6メートルの道で小谷城側には高さ3メートルの土塁を築いた軍道で今もその一部が残ります。次は元三(がんざん)大師の生誕地である玉泉寺にお参りして、虎姫時遊館で昼食をとらせていただきました。午後は虎御前山に登り信長軍が尾根全体に築いた砦跡の探訪です。登山口の矢合神社にはきれいな紅葉が残り、八相山の展望台からは湖北一帯のパノラマ風景を楽しむことができました。この方面一帯は姉川の合戦や賤ヶ岳合戦の古戦場とあって、小谷城攻防戦から来年の大河ドラマの豊臣兄弟の話題まで戦国の歴史の話題に事欠かず、ガイドの解説にもつい熱が入ってしまいます。ここから鉄塔のある虎御前山尾根筋に登ると、滝川・堀・信長・秀吉・勝家の砦群跡が並びます。入口の滝川砦跡で集合写真をとり、各砦跡の散策と遠景を楽しみながら探訪しました。この辺りで大河ドラマの主役となる木下小一郎(秀長)は、木下藤吉郎(秀吉)のもとで精力的に働いていたと思われます。秀吉の砦跡ではここが信長の陣跡ではないかという砦に詳しい参加者の新説も聞けておおいに盛り上がりました。このルートに参加された方達は大河ドラマ直前ということもあって、知識、関心渡共に高く、砦跡では随所で様々な解説が入るなど大変にぎやかに充実したハイキングになりました。

五村別院に参拝
戦国街道で 信長の築いた軍道も一部現役の道です
展望所から賤ヶ岳方面を望む この一帯が戦国時代の舞台でした
木下秀吉陣地跡の碑が立つ
虎御前山で まだまだ紅葉も楽しめました