浅井長政公の命日(9月1日)に合わせた小谷城探訪に、連日の残暑厳しい中にも27名の参加がありました。その内、主に県外から初めての訪問の方々と県内の探訪グループの方々の2組に分かれていただいてご案内することとなりました。河毛駅からの道中はすでに一部の田は刈り取りが済み、秋の気配を感じながら登山口の小谷城戦国資料館に到着。そこから追手道を登り、望笙峠で小休止の後は赤尾屋敷へ。ここは長政公自刃の地と伝わり、石碑に向かって合掌する。今年は天正元年の落城から453回忌にあたります。案内看板には、父久政の弔い合戦として黒金門から討って出たとありますが、最期はどうだったのでしょうか。桜馬場で琵琶湖や城下の景色を楽しんで、長政公・お市の方に思いを馳せながら本丸に到着。大広間で2つの組が合流し昼食とし、本丸で集合写真を撮りました。午後は秀吉軍が攻め入ったとされる京極丸の虎口を見学。次に東尾根の山頂・山王丸の周りの大石垣(野面積み)を見学して六坊へ下る。ここは地元の寺院と連携する為の寺の出張所があった所。次に大嶽へ登らず、「越前忍道」に入り月所丸に到着。ここでは尾根を切った分厚い土塁と二重の堀切が残る城郭跡を堪能し、本日のメインのお市の方と三姉妹の脱出劇を偲びました。地元の伝承では姉妹達はこの裏道を通り、乞食坂から田根村に下り、長政の姉の実宰院へ入ったとされ、激戦の最中の脱出の様子に思いを馳せました。その後は大野木屋敷に残る大石垣を見学して清水谷へ下山し、予定どおり河毛駅に到着、解散となりました。





