9月10日(日)奥びわ湖ハイキング    (越前近江国境に聳える城跡へ)秘境の玄蕃尾城跡で栄枯を偲ぶ

残暑厳しいとはいうものの着実に秋の気配も感じられる朝、柳ケ瀬バス停に降り立たれたのは滋賀県南部や京阪神方面に加え、柴田勝家の出身地尾張からの熱烈なファンなど総勢19名の皆さん。国道365号線の旧北国街道から越前刀根越えの旧道を進み、この道を明治天皇と明治新政府の要人達が巡幸されたとの説明に暫し当時に想いを馳せ、いよいよ倉坂峠から城跡へ到着。高い土塁、深い堀など往時の姿をよく残し、整備の行き届いた広い城跡に感嘆の声。散策の道すがらここにお市の方や三姉妹も立ち寄ったかも知れないとロマンに浸られる方もあり、好天のもと楽しく440年前の歴史を偲んでいただきました。下山後は柳ケ瀬の関所跡で江戸時代の建物を見学、ここは明治天皇の行在所ともなり、戦国から近代への歴史散歩の一日でもありました。

倉坂峠 ここから城跡へ急坂を登ります
柳ケ瀬集落から登山道へ
城跡入口の説明版 県境でもあり滋賀県側は内中尾山と称しています
土塁を行く 良く残る高い土塁、深い堀が砦ファンを魅了して止みません
櫓跡で記念撮影 よく整備された城跡は安心して見学できます
柳ケ瀬関所の門を見学 門が移築された旧鈴木家 明治天皇行在所の碑も