五月晴れの下、絶好のハイキング日和となり遠来の方も含め27名の参加者が木ノ本駅から路線バスで出発。満員とあってバス会社は往復とも臨時便で対応いただきました。玄蕃尾城跡へは柳ケ瀬バス停から約1時間の行程ではあるが、かつての街道も一部区間では横渡りの道が削られて細くなっている難所もあり、注意深くも無事通過して一安心。いよいよ玄蕃尾城跡に到着すると、見事なまでの縄張りと土塁の高さや空堀の深さに一斉に驚きの声が上がった。「一度来たかった所、感激しました。」との感想もいただいた。玄蕃尾城は柴田勝家の陣城でしたが、勝家隊は余呉湖方面に侵攻したためこの場所で戦いはなかった事により遺構が良好に保存され、しかも地元の保存会の方々によりきれいに整備されて安心して探索できます。各郭の機能分化や配置、それに土塁、横堀り、虎口、土橋、馬出しなど見事なまでの遺構は織豊系山城の最高水準と評価され、続日本の100名城に選ばれています。広い主郭跡で昼食と記念写真を済ませ、来年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」にも取り上げられるかもしれないという期待と話題にも関心が高まる。城跡を十分堪能した筈も、名残り惜しい気持ちで下山、帰路の路線バスは解散場所の余呉駅へ向かいました。







