紅葉はもう少し先ですが、秋晴れの下今回のハイキングは、①野神信仰と巨木、②北国街道木之本宿、③メインの戦国の陣城、田上山砦跡を目指すものです。高月駅に19名の方々が集まり、まず国宝十一面観音堂前の野神の古木を見て、柏原集落の八幡神社境内にある欅の古木では湖北の野神信仰について説明。この大木の前に立つとその姿に圧倒され、畏敬の念さえ湧いてきます。次に目指すのは雨森の集落。ここは朝鮮通信使に関わる対馬藩士雨森芳洲の出身地であり、記念館「東アジア交流ハウス・雨森芳洲庵」がある所で、集落の景観も整備されて水路には水車も復元されています。ここの神社「天川命(アマガワノミコト)神社」にあるのが大イチョウ。ここも色付きにはまだ間がありますが皆さんその大きさに圧倒されていました。次は井口集落。ここは戦国武将井口弾正の屋敷跡が残り、日吉神社の梵鐘や庭園を見学。ここまで軽快な足取りで順調に木之本宿を通過し、木ノ本駅待合室で昼食タイムとする。午後は意冨布良(オホフラ)神社を参拝していよいよ田上山砦跡へ。急な坂道の周辺には上の宮(カンノミヤ)など幾つかの祭場もあって霊地の雰囲気も感じながら、次第に砦の外周遺構が見え始める。登り切った砦跡はきれいに整備されていて、案内図をもとに広い砦跡を隈なく散策、戦国時代に思いを馳せるファンには嬉しいひと時となりました。皆さん大河ドラマでの取り上げを期待して元気に下山、木ノ本駅で解散となりました。