10月19日(日)JRハイキング(観音巡りして秋の湖北路を散策)  観音まつりに御開帳の仏さんに出会いましょう

この日は「第41回 観音の里ふるさとまつり」とあって、朝から高月駅前は全国からの参拝者で大賑わいの中、私たちガイド部員も受付と周遊バス、巡回バスに添乗してのご案内とほぼ総出でのお手伝いとなりました。「観音の里」で、個性豊かな魅力ある仏さまとの出会いの旅、がコンセプトとあって、各ガイドも重い責任を感じながらも良い出会いの旅になるよう懸命に勤めました。その中で巡礼旅のハイキングには8名の方が参加されました。「歩いて巡礼してこそ有り難さが増します」という言葉の通り、バス待ちの賑いを横目にいざ出発。先ずは高月観音堂へ向かう。お堂では米寿を迎えるという地元の方が高月の偉人を江州音頭で唄ってくれるサプライズに感激。早くもワクワク感に浸って次に向かったのは国宝十一面観音様の渡岸寺観音堂。折しも参道は門前市とあって朝から賑わい、居並ぶ屋台にお祭り気分が盛り上がる。心ゆくまで拝観した後は庫裏を使わせていただき昼食とし、湖北の観音信仰について説明させていただいた。次の目的地は雨森芳洲庵。道中には野大神として祀られている柏原の欅があり、この古木は樹齢350年ともされ、その立ち姿には仏さまに似た畏敬の念さえ生じます。雨森芳洲庵は江戸時代に対馬藩で李氏朝鮮との交流に尽力した雨森芳洲の出身地の記念館。ここでは朝鮮通信使や芳洲の業績について管理人さんの丁寧な解説に聞き入り、念願がかなったと喜びの声も。きれいに整備された水路に水車、家々の門に咲く花などを見て旧北国脇往還から木之本町田部の西光寺へと向かう。ここも年に一度しか出会えない秘蔵の観音様とあって多くの参拝者で賑わっていた。終点の浄信寺・木之本地蔵院での集合写真で全行程を終える。参加者の皆さんからは湖北の歴史の深さを知ったことに感謝の言葉をいただいた初秋の巡礼旅となりました。

高月駅前で受付の準備をするガイドメンバー
巡回バスを待つ巡礼の皆さん
賑わいを横目に静かに出発するハイキングの皆さん
まず高月観音の大円寺を参拝
野大神 この古木の立ち姿には畏敬の念が禁じえません
東アジア交流ハウス・雨森芳洲庵 じっくりと説明していただきました
浄信寺で 巡礼の旅を終えて笑顔いっぱいの皆さん