10月12日(月・祝)JRハイキング(柴田方・佐久間盛政の砦跡へ)            賤ヶ岳合戦の発端となった行市山を訪ねる

行市山砦は越前と近江の国境に位置する山頂にあるため、賤ヶ岳合戦の砦群では個人での訪問が難しいコースとあって、岡山、愛知、福井や京阪神から戦国歴史ファンの歴女や山城男子30名は期待を胸に木ノ本駅を出発。路線バスを利用して今市停留所で下車。まずは登山口の毛受(めんじゅ)兄弟を祀る霊園に到着する。この兄弟は追い詰められた柴田勝家の身代わりとして殉死した忠臣として語り伝えられる物語があるのです。ここからの登山道には橡谷(とちたに)山砦、中谷山砦と柴田方の砦が続き、途中いったん林道へ出て一見間近に山頂を仰ぎ見るも「まだこれから先は長いですよ」と気を緩めないようガイドが気合を入れる。再び登山道に戻り別所山砦に到着。ここは前田利家、利長親子が布陣したところだが、佐久間隊の進軍に合わせ茂山砦へ転進し、激戦中に柴田方から豊臣方へ寝返る形で戦線離脱したため合戦勝敗の決定打となったことなどに、参加者は利家の複雑な苦悩の決断に思いを巡らせる。しばらく進むと急坂に張られたロープに頼りながらよじ登る難関箇所があって、息を弾ませてここを過ぎると少し緩やかな道となり下界を一望する場所で一息入れる。尚も前進するとようやく山頂へ到着し昼食とする。昼食の後は遠くに広がる琵琶湖に伊吹山、金糞岳、横山岳、霊仙山、小谷山等の山々や、羽柴方の東野山砦、大岩山砦、田上山砦、堂木山砦などの砦跡が一望でき、佐久間盛政の気分で敵陣を見下ろす一行。念願の高所砦跡を制覇して満足感いっぱいの皆さんでした。下山後はバスで木ノ本駅を目指すも、一部に賤ヶ岳戦国ステーションに立ち寄られる方もあって戦国を満喫された一日となりました。

バス停から登山口へ向かう
登山口の毛受の森で 毛受兄弟の物語とルート確認
途中、いったん林道へ出る
林道から別所山砦を目指す
前田利家親子が短期間で構築したとされる別所山砦跡で
毛受兄弟が立て籠ったと伝わる林谷砦跡で激戦を偲ぶ