3月21日(祝)JRハイキング「古代に夢を追い お昼は近江牛の牛丼」を実施

春分の日、曇り空も午後から小雨となりましたが、約11キロのコースを25名の参加者全員が完歩。今回は「近江牛」のネームバリューもあってか京阪神、奈良方面に加え地元の参加者もチラホラ。評判の「木之本塾」の牛丼を北布施公民館でいただきました。いずれも担当ガイド夫妻のお世話でした。行程はまず伊香具神社で羽衣伝説や特異な形の鳥居の解説などを聞き、北布施では集落の二つの神社の由来や猿とカニの臼池伝説、野菜を分け合う暮らし振りなど地元ならではの話を聞き、午後は唐川の「ころり観音」、千田の石作・玉作神社を巡って、最終木之本宿を散策して木之本地蔵で解散となりました。なお、昼食の時、WBC準決勝サヨナラ勝ちのニュースが入って一斉に拍手が起きたのも良い思い出となりました。

大音 伊香具神社 伊香郡開拓の祖を祀る
   台風で倒壊した拝殿も立派に再建されました
北布施の臼池 餅を巡って悪智恵の猿がカニに負けるお話。
この池にビールを冷やしておくと、先に取った人が一本増やしてお返ししておいたとか…昔の生活でした
千田 石作・玉作神社 物部氏につながる古代の玉作工房伝説の地
木之本地蔵尊にお参り
木之本宿 七本槍の冨田酒造

3月19日(日)JRハイキング「北国街道江戸旅体験」を実施しました

快晴に恵まれて京阪神方面からの16名の方々をお迎えして、余呉駅から木之本駅まで式内社4社を巡り、江戸時代の雰囲気の残る北国街道を歩きました。中でも江戸時代の雰囲気がよく残る坂口の菅山寺登山口と菊水飴本舗、黒田の黒田家御廟所に立ち寄り、最後に木之本宿を巡り予定通り木之本駅に到着しました。このコースには徳川家康が関係した2つの事業があります。関ヶ原合戦に勝利した家康はもはや「どうする家康」の迷いはありません。その4年後、余呉湖の水位を下げて水田(天領)を増やした土木事業と、菅山寺の寺宝の経典570巻余を取り上げて芝の増上寺に持ってこさせたこと、これらを実行したのが大津代官彦坂久兵衛でした。この菅山寺の登山口にあるのが菊水飴本舗です。北国街道を往来した旅人はこぞってこの飴を土産に買い求めたという老舗です。今回参加の旅人の皆さんもこぞって飴を買い求めておられました。

木之本 意冨布良(おほふら)神社
下余呉 乎彌(おみ)神社
菅山寺、近江天満宮(菅原神社)への登山口の大鳥居
現在の店舗入口
江戸時代の菊水飴本舗の店頭賑わいの図
黒田家御廟所で記念撮影

3月12日(日)奥びわ湖ハイキング 姉川の合戦直前の陣地を巡る を楽しんで頂きました

京阪神方面からの戦国ファン22名の参加があり、戦国時代にタイムスリップした一日を楽しんで頂きました。元亀元年(1570)6月の姉川の合戦の直前、小谷城に迫る織田、徳川連合軍に対峙した浅井、朝倉連合軍の陣所である大依(おおより)山の砦群を巡りました。浅井文化スポーツ公園の東に連なる山を岩崎山、大依山といい、古代には古墳群が築かれた山でもあり、かつて信長は越前朝倉氏攻めの際、浅井長政の離反で危機に陥りましたが、再び満を持して小谷城攻めに臨みました。これに対し、一旦岩崎山、大依山に陣取った浅井方も数日後には山から下りて姉川の決戦場所へと進軍したこのコースを辿るハイキングはあまり実施していないこともあり皆さん大変喜んで虎姫駅への帰路につかれました。

岩崎山への登山口 秋葉神社の参道です
見晴らしのいいところでお弁当
古墳群も確認できます
「決戦の場所はあの姉川である、者ども続け! 」との下知が聞こえてきそうです

3月17日(金)「どうする家康」展へ行って来ました

当ガイド協会もコロナ禍でしばらく集合研修などが出来ませんでしたが、昨今の世相を鑑みて久しぶりに現地研修を実施しました。大河ドラマゆかりの岡崎市を訪れ、人気の舞台での歴史研修です。戦国時代と言えば湖北長浜も数々の舞台にもなったのですが、やはり戦国の勝者で徳川260年の太平の世を築いた家康は別格です。大樹寺、伊賀神社から岡崎城へ回り、大河ドラマ館ではますますドラマの展開に期待が膨らみました。各会場では現地の観光ガイドさんに案内していただき、適切なガイドと時たま織り交じるユーモアに、研修参加の面々も感心しきりでした。私たちの今後の活動にも生かしていきたいと思いました。

大樹寺
伊賀神社
岡崎公園のからくり時計
一時間に二度律儀に能の舞を演じます!
大樹寺山門を背景に記念撮影
岡崎城 ガイドさんの案内

2月5日 JRハイキング スノーシュー体験第2弾

人気のスノーシュー体験ウォーキング第2弾が大盛況でした。第一弾の後、1月末に適量の積雪があり、スノーシューレンタル数25台の制限があったものの、持参者も含め38名の参加となりました。余呉湖湖周道路は除雪が行き届き、通称切通しの登山口でスノーシューを装着して賤ケ岳山頂を目指しました。青空の広がる天候にも恵まれ、山頂では眼下の琵琶湖、余呉湖の雪景色の眺望と雪上ウォーキングを楽しみ、皆さん感嘆しきりでした。昼食後は余呉湖観光館への下り道を無事下山しました。なお、雪道や山道の安全なガイドには事前の下見が欠かせません。今回も担当ガイドで降雪直後に賤ケ岳山頂への下見を行いました。今後も安心して登山やウォーキングに参加していただけるよう取組んでいきたいと思います。

登山口(旧国民宿舎跡地)でスノーシューを装着していざ登山開始
賤ケ岳山頂に到着
眼下の景色を楽しみながらの昼食
向こうに見えるのは奥琵琶湖と竹生島
名残り惜しくも下山します
担当ガイドによる下見 新雪の賤ケ岳山頂はせめてものご褒美?

スノーシュー体験シリーズ 第一弾 です

毎年人気のスノーシュー体験ウォーキングを行いました。残念ながら昨年と打って変わって雪のない年末年始のため余呉湖畔ウオーキングとなりました。そのため参加者は半減しましたが、10名の皆さんにゆっくり散策を楽しんで頂きました。まず、江土釣り桟橋でワカサギ釣りを見学。こちらは昨年と違い連日釣果は上々のようで、この時も次々と釣りあげられていました。道中は賤ケ岳合戦の激戦地、句碑、羽衣伝説と菊石姫の伝説地などを巡り、ビジターセンターでワカサギの天ぷらを味わうグループと別れ、余呉駅に帰着。この時線路脇の水田に一羽のコウノトリを発見、皆さん大急ぎでシャッターを押されていました。次回の第二弾は、2月5日JRハイキングとして賤ケ岳山頂を目指すスノーシュー体験コースです。適度な積雪を期待したいものです。

連日の賑わいです
ワカサギ釣り桟橋
巨匠山口誓子の句碑
菊石姫祭場 悲話、奇談の物語です
湖畔の道を行きます 遠方の雪山は横山岳です
余呉駅で予想外のコウノトリに出会いました(嬉)が、逆光の上望遠レンズがありませんでした(涙)

JRハイキング 「オオワシ」を見に行こう!  が人気

前回のブログで通称「山本山のおばあちゃん」のオオワシが飛来したことを紹介しましたが、17日(土)JRハイキングとしてオオワシを見に出かけました。京阪神、奈良方面から31名のご参加があり、オオワシの人気振りに改めて感心させられました。コースは高月駅から史蹟「西野水道」を経由して、山本山を貫く片山トンネルを抜け琵琶湖岸を歩いて湖北野鳥センターへと向かいました。最近のオオワシはカラスたちに邪魔されて狩りに出かけられず、巣ごもりしているとのことでしたが、センターでは館長さんの解説で大型スクリーンに映し出される迫力ある雄姿や狩りのシーンに感嘆しきりでした。天候の影響もあって湖畔のコハクチョウやオオヒシクイも残念ながらどこかへお出かけのご様子。そんなこともあって、もしかしたら姿が見られないかと山本山を見上げつつ麓を回って河毛駅に着きました。

琵琶湖畔から見る伊吹山と小谷山 伊吹山は雪化粧です
オオワシはいないかな 山本山のねぐらを探しますが・・・
野鳥センターから竹生島を望む 湖畔の中州には普段鳥たちで大賑わいですが・・・
別の日の画像 センター近くの湖畔には鴨たちに交じってコハクチョウも
山本山の麓を通って帰路へ もしかしたら飛び立つかなとの期待をしつつ
麓の集落を抜けて河毛駅へ 冬の時雨がありましたが元気よくウォーキングを楽しまれました

今年もオオワシがやって来ました

奥琵琶湖の山本山を根城にする、通称「山本山のおばあちゃん」のオオワシが大勢の待ちわびる人たちに応えるように今年も元気に飛んで来ました。飛来は25年連続だそうです。これからしばらくは琵琶湖畔など周辺には大勢のウォッチャー、カメラマンの愛好家たちで賑わいます。当ガイド協会でも12月17日にウォッチウォーキングを企画していますので、ホームページの予定表でご確認ください。たった一羽で来る「おばあちゃん」と言われる「彼女」は孤独な老鳥ではなく、秘められた「ファミリーヒストリー」があるとは、巷間密かに語られている話です。彼女の飛来予想日はほぼ正確に的中しています。これは飛来道中に「連れ合いさん」がいて、「彼」が諏訪湖にやって来た1から2日後にここにやってくるらしいのです。そして北帰行には道中合流して帰り、北の実家には賑やかなファミリーがあるというのですが、この真偽をドローンで確かめるようなことは決してされないように願います?!。

湖北野鳥センターから見る山本山
飛来を告げるポスター
北陸線河毛駅の展示から 鮮明な圧倒される画像には感動さえ覚えます
同じく河毛駅の展示 駅スタッフさん手作りの実物大の図 ドラえもんとの背比べも楽しめます ※小谷城の玄関口のこの駅のスタッフさんに、大谷さんと中谷さんがおられ、大中小の谷が集まる珍しいところです?!

11月26日(土)JRハイキング「紅葉の小谷城を一周」が大賑わいでした

好天のもと、関西方面から50名の方の参加があり、2班に分かれて城址案内を行いました。紅葉が美しく、また城址から見える伊吹山や琵琶湖などの景色を堪能していただきました。山王丸で昼食をとり、山頂の大嶽では大賑わいになりました。全員小谷山一周を踏破し河毛駅にゴールしました。お疲れさまでした。

大広間・本丸 紅葉の大広間 城は燃えていなかったのです!
大嶽(おおずく) 小谷山(495m)の山頂に到着 登り切った満足感に疲れも吹っ飛びます
西尾根の山崎丸 普段はあまり立ち入らない場所 越前朝倉氏の築城で精巧な作りです
河毛駅にゴール 踏破した小谷山を振り返り、充実感に浸る参加者の皆さんです

11月20日(日)奥びわ湖ハイキング 「生物多様性の山門水源の森へ」を実施しました

山門(やまかど)水源の森はJR湖西線永原駅から7キロメートル程歩きます。幸いにも雨予報が外れ曇り空ではありましたが、色づく森のハイキングを十分楽しめました。登山道はシロモジ、タカノツメ、コナラなどの黄葉、ハウチワカエデなどの紅葉が見事で、四季の森では典型的な雑木林の鮮やかな紅葉が見られ、参加者の皆さんはシヤッターを切るのに大忙しでした。幸いにも山門湿原では地元環境ボランティア活動の方による説明を受けることが出来ました。山門水源の森を特徴付けている植物、ミヤマウメモドキ、ササユリ、コアジサイ、アカガシ、ユキバタツバキなどの説明を受け、これらの植物を守っていただいている環境ボランティアの方々のご苦労を感じることが出来ました。

登山道も色づく木々の間を行きます
環境ボランティアさんの説明を聞く トタンの囲いは鹿やイノシシなどによる食害から植栽を守るためのものです
四季の森到着 錦秋の光景に歓声が上がりました
四季の森で記念撮影 雨予報だったため当日欠席の方も多く残念でしたが、雨は降らずラッキー!