3月22日(日)JRハイキング(余呉から木之本へ 北国街道江戸旅体験) 伝説の式内社と北国街道木之本宿を巡る

穏やかな天気に恵まれたものの、参加者は7名とやや寂しいハイキングとなったが、その分ゆっくりと江戸旅を体験していただく事が出来ました。駅を出るとまず余呉湖について江戸時代の初頭、湖から流出する川を掘り下げる治水事業が行われ余呉湖周辺に新田が開発されたことと下流域の水利が図られたことを知っていただく。それが現在の余呉湖ダム化の始まりでした。続いて式内社の乎彌(おみ)神社に参拝。この神社は余呉湖羽衣伝説に登場する天女の子がご祭神です。坂口の集落へ入るとかつての街道の村としての賑わいの名残りが見られ、まず目につくのが菅山寺参道の朱の大鳥居。この寺は菅原道真にゆかりの古刹とあって、参道には撫で牛の像にちょうど白梅、紅梅も満開です。大鳥居脇にあるのが江戸時代から続く老舗の菊水飴本舗。街道を旅する人々や菅山寺への参詣者がこぞってこの飴を買い求めたと伝わり、参勤交代の殿様の腹痛を治め褒美をいただいたという伝承も有名です。歴史ある店内で現代の旅人たちも飴を買い求められました。集落の外れ、北陸自動車道賤ヶ岳サービスエリアが隣接するのが式内社の意波閇(おあへ)神社。この境内で昼食とし、一部の方はサービスエリアで土産物探しも。続いてここも式内社の黒田神社へ。鳥居から参道は歴代氏子の寄進で立派に整備され、丁度若い女性が静かに参拝される姿も見られました。この集落にあるのが黒田家御廟所で、黒田官兵衛ゆかりの所として大河ドラマの時は大変な賑わいでした。ここから木之本宿へ。まず向かいの山が今年の大河ドラマの主人公の羽柴秀長の陣所だった田上山砦です。宿場の入口が山内一豊ゆかりの牛馬市跡の馬宿の家々、続いて国内有数の古い創業の山路酒造です。ここはいろんなお酒の試飲ができるが嬉しいところ。みなさんいろいろ飲み見比べて買い求められました。こうして楽しいお買い物をしながら宿場を散策され木ノ本駅で解散としました。

菅山寺参道入口の大鳥居 菅公ゆかりの梅の花も咲きます 
菊水飴本舗入口
歴史を偲ぶ看板や暖簾も 名物の坂口飴を買い求める
黒田家御廟所で記念写真 ここでは黒田家の歴史を学べます
木之本宿 山路酒造 島崎藤村も愛飲した手紙が残ります
あれこれ試飲して味定め お土産も沢山買えました

3月15日(日)JRハイキング(豊臣秀吉、秀長ゆかりの地ハイキング) 賤ヶ岳合戦最前線砦跡と決戦地を巡る

今回のコースは、北近江豊臣博覧会の賤ヶ岳合戦エリアに当たり、勝家方と秀吉方両陣営の最前線を巡るとあって、戦国ファン24名が余呉駅に集結して期待が膨らむ。まずぐるりと取り囲む山並みはすべて秀吉方の陣営で、その真っただ中の田園道を進むと目指す堂木山に到着。ここは林道が整備されていて尾根道へは難なく辿り着き、見晴らしの良い送電塔下からは滋賀県第二の高峰金糞岳を望み、北方の柴田方陣営の行市山砦や当初秀吉方が築いた後撤退した天神山砦なども見る。そこから堂木山砦へ移るとここも秀吉方陣営が良く見渡せるように木々が取り払われ、最初の激戦地の大岩山方面が一望できる景色に歓声が上がる。中にはここに配置された元勝家方の武将たちの生き様に思いを巡らせ感慨に浸る方も。砦跡を一巡して記念写真とする。下山して到着するのがこのエリアのメイン会場である「賤ヶ岳戦国ステーション」。ただし正式オープンは4月4日とあって、特別の計らいにより入館させていただいたため、「余呉は優しや土までも」と感謝の言葉までいただく。館内の展示の数々をガイドして合戦の全体像を掴んでもらい、昼食を取らせていただく。午後は合戦の最終決戦地、毛受兄弟奮戦の地を目指す。道中には余呉湖水利の頭首工がありこの説明などで通過すると、左手の山は送電塔下から見た当初秀吉方の天神山砦と城山砦があった所で、合戦に備えた前哨戦があったことを偲んでいただく。この山麓に続くのが毛受兄弟の菩提寺でもある全長寺で、あじさいの寺、達磨大師の寺としても知られる古刹です。ここを過ぎると毛受の森の霊園で、最終決戦で柴田勝家の身代わりとして戦った兄弟を忠君として顕彰し墓碑が建てられています。こうして合戦最終地から路線バスにより木ノ本駅へ無事到着、解散としました。

見晴らしが良くなった堂木山砦から一望する戦場
勝家方に占領された大岩山方面を見る この砦は元勝家方の武将が配置されていたのです
広い砦跡を隈なく探索する皆さん 
砦跡で記念写真
賤ヶ岳戦国ステーション 床一面に広がる戦場図がここの注目展示です
全長寺で 北風と時々時雨もあって虹も架かる日でした
毛受の森 毛受兄弟を顕彰する墓地 この上の山に立てこもった砦があります

3月14日(土)JRハイキング(山歩きの好シーズン) 小谷城跡を探訪-石垣めぐり

山歩きの好シーズンと銘打ったものの最近の戻り寒波で、晴天でもやや強い北風の中、県内外から21名の方に参加いただき、内約半数の方が小谷城跡へは初めてとあって期待が感じられます。まず、虎御前山展望所からの景色は澄み渡り遠く比叡山まで一望できて歓声が上がる。続いて番所跡から浅井長政自刃の地、赤尾屋敷跡へ行き激戦を偲び、秀吉により破城された石垣黒金御門跡に戻る。今回のハイキングのテーマは石垣めぐり。湖北における石垣を用いた城づくりの始まりは小谷城だと言われ、本丸、山王丸ほか多くの曲輪で石垣が認められます。大広間跡、本丸跡を訪ねた後、風が強いため本丸の東下の曲輪で昼食とする。ここは浅井三姉妹が住んでいた所と伝わり、折しも明日15日の大河ドラマ「豊臣兄弟!」ではお市の方が浅井長政に嫁ぐところが描かれると話すと、皆さん明日の放送は見逃せないという様子でした。昼食後は大堀切から京極丸跡、山王丸跡の石垣を見て大石垣へ。ここは大河ドラマに合わせて小谷城址保勝会の皆さんが石垣の苔を取り除くなどきれいに整備されていてここで集合写真とする。つづいて六坊跡へ行き、清水谷を下る途中には大野木屋敷跡の2段構造の石垣を見学し御屋敷跡へと向かい、予定時間どおり小谷城戦国歴史資料館に到着しました。3月28日には搦め手道から京極丸下まで上がって行くハイキングを実施することも案内して小休憩の後、強い向かい風の中も河毛駅に全員元気に到着し解散しました。

向こうに見える小谷山を目指す道中
虎御前山展望所 遠く竹生島や比叡山まで一望
本丸跡の大広間 秋には紅葉に染まります
きれいに整備された大石垣前で記念写真
山王丸を目指す
大野木屋敷跡の石垣
御屋敷跡 往時の城内の暮らしを偲ぶ

3月8日(日)JRハイキング(決戦姉川直前、決断の地) 浅井、朝倉軍の大依山から姉川古戦場を望む

前日に続きこの日も曇り空に寒風が吹く生憎の天気にも京阪神方面からの方々を主に27名の参加で虎姫駅を出発。参加者の皆さんの顔ぶれは一見して老、壮、青とバランス良く、和気あいあいの雰囲気で盛り上がる。しばらく追い風で抵抗少なく道の駅浅井三姉妹の里へ到着し小休止。ここには北近江豊臣博覧会の関連施設「義と絆館」が開館中とあって、好機とばかり抜かりなく入館される方も。ここから程なく岩崎山登山口に到着し、姉川合戦解説看板前で集合写真を撮る。登山開始まもなく秋葉神社が鎮座し、神社前の広場から姉川古戦場を一望する。戦場となった野村、三田村の集落に、ガイドの指さす先の横山城、龍ヶ鼻、岡山など合戦ゆかりの地にそれぞれの思いを重ねられているよう。ここからの道中には古墳時代の円墳、方墳などの遺跡も散在し古代への思いも重なる。いよいよ浅井長政本陣跡と伝わる合戦ゆかりの地へ到着。臨戦態勢の武将たちの緊張感も伝わって来るような感覚で当時が偲ばれる。このあと岩崎山から大依山へと登り、最高所にある朝倉景健本陣跡で昼食とするが、北風による寒さがきつく、皆さんの希望により食事も早々に切り上げ下山開始とする。下山には林道を通り比較的安全に早く麓の浅井文化ホールに到着。ここから路線バスで予定より早く15時前には長浜駅に到着。「ゆっくり昼食はとれなかったものの、終わり良ければ全て良し、と何が幸いするか分からない一日だった」と感想を述べられ帰路につかれた方もおられました。

虎姫駅前で しっかり準備体操をして体を温める
道中 向こうには雪の残る伊吹山が
秋葉神社鳥居前 姉川合戦解説板前で記念写真
登山開始 登り口は急坂ですが足取りは軽やか
神社前広場から姉川古戦場を一望する
岩崎山砦跡で戦国を偲ぶ

3月7日(土)JRハイキング(湖北の春を楽しみながら重文の観音様拝観) 人気の観音様拝観と北国街道木之本宿散策

「湖北の春を楽しみながら…」のはずが当日は朝から生憎の雨、しかも寒の戻りの寒空の下、それでも総勢9名で元気に木ノ本駅を出発。参加者の中には奈良から前泊で来られた方、早朝5時出発の福知山の方や大阪、岐阜からと遠方の方々で観音様拝観への強い期待がにじむ。道中小雨の中、古橋の宝物館である己高閣、世代(よしろ)閣に到着。ここに収蔵された仏像などはかつては大いに栄えた己高山仏教圏の寺にあったもので、廃寺となった後地元の人々の尽力により保管、公開されているものです。ここでは明るい館内で間近に仏様を拝観できるのが魅力です。ここから秋の紅葉シーズンには賑わう鶏足寺(旧飯福寺)山門前を通過し、昼食場所の石道(しゃくどう)寺に着く頃には雨が霰(あられ)に変わり一層寒くなる。縁側を借りての昼食ではお弁当の上にも容赦なく霰が吹き付ける有り様でしたが、気まぐれな冬空は突然青空が広がるなど急変。ここからはひたすら歩いて木之本宿に到着し交遊館で一息入れる。木ノ本駅までの街並みは造り酒屋、醤油の店、明楽寺、本陣宿など江戸時代の雰囲気が良く残る風情を堪能していただく。参加者の皆さんやガイドにとっても予想外の大変なハイキングでありましたが、皆さんからは「寒さはあまり気にならなかった」、「各所でのガイドが良かった」、「是非次も参加したい」など喜びと感謝の言葉をいただき疲れも吹き飛ぶ嬉しさで、次にはぜひ好天の下でご案内して喜んでいただきたいと感じました。

己高(ここう)閣を拝観し記念写真
ここが紅葉時の写真スポットで賑わう鶏足寺山門跡前
石道寺で 天気の急変で晴れ間も霰も
木之本宿 明楽寺

2月7日(土)JRハイキング(賤ヶ岳スノーシュー体験2) 新雪の古戦場をスノーシューで歩こう

1月のスノーシュー体験は警報級の予報で残念ながら中止。その後の安定的な積雪で待望のスノーシューハイキング日和りとなりましたが、重い雪質で倒木などがあって安全面を考慮し、賤ヶ岳への登山は中止とし、余呉湖一周コースに変更。このため一部の方に残念の声もあったが、そこはそれ、雪原に出たとたんに一気に歓声に変わりました。まず、余呉駅前でスノーシューを装着するところから始めると、大半の方が初めてとあって念入りに習得していただく。余呉湖畔には連日若い人たちが訪れ、雪上でのインスタ映えの写真撮りで賑わっています。参加21名の大半が女性とあって、「今日参加の皆さんも若い方々で…」というガイドの「ジョーク」で和やかに出発。雪上を歩くには慣れるまでが大変で、水田には排水溝もあってうっかりすると雪の下の空洞に足を取られ座り込む人も。しかしそれも楽しみの一つで、歓声の中にも次第に汗ばみ一息入れる。静かな湖面の向こうには登れなかった賤ヶ岳山頂が白く雪に覆われ、それを横目にインスタ映え目的に集まった多くの若者にも負けていないハシャギ振りで盛り上がる。天女モニュメントのあるビジターセンターに到着すると少し早い昼食をとって、休憩の間には賤ヶ岳合戦の話から大河博の話題にも期待が膨らむ。午後は湖畔沿いにひたすら進む。スノーシューが雪に埋もれ重い雪が引き上げる足に堪える。2キロほど進み皆さんに「スノーシューで進みますかー!」の問いに「もう。オナカいっぱい大満足」とのことから余呉湖観光館までの湖周道のハイキングに切り替える。終盤は自由に任せ思い思いにスノーシューを楽しまれる人もいました。皆さんには大満足の感想をいただき余呉駅へ向かわれました。

スノーシューの装着
余呉駅前で入念に準備体操
一面の雪原は田んぼです カラフルな衣装が映える
慣れてくると余裕でピースサインも
向こうには賤ヶ岳山頂が 登れなかったのが少し残念
ヤッター!バンザーイ!
午後はビジターセンターからスタート
午後も元気に湖畔道を進む一行

1月17日(土)JRハイキング 王者「オオワシ」を見に行こう

令和8年の最初のハイキングは、今年も冬の琵琶湖の人気者「山本山のおばあちゃん」ことオオワシを見に行くことから始まりです。北国で過ごした後、この冬は11月9日に元気な姿を見せ、29年連続して大勢のファンを楽しませてくれています。例年なら吹雪になることもあるこの時期としてはめずらしく晴天に恵まれ、オオワシファン31名の皆さんと共に河毛駅を出発しました。ところが道中で突然の濃霧に巻き込まれ、100メートル先が見えないハプニングに。晴れて冷え込んだ朝にはよくある湖北の風景なのです。田んぼで残り稲穂をついばむ「クワッ、クワッ」というコハクチョウの鳴き声だけが聞こえる道を進み、山本山の麓につく頃には霧も晴れて野鳥の観察日和に期待が膨らむ。湖北野鳥センター隣の道の駅「湖北みずどりステーション」で昼食とお買い物を楽しんだ後、センターでは観察用望遠鏡で山本山のオオワシを探す。中には「見えた、見えた」の歓声に、大画面のライブ映像にもオオワシの姿が映し出されるとその迫力に大はしゃぎの姿も。その後は研修室の大型プロジェクターで、琵琶湖の水鳥やオオワシの生態などを楽しく解説していただきました。帰路はオオワシの姿を間近で見てみたいとの要望で山裾へ。オオワシは一日の殆どを木に止っていて、狩りに飛び立つ姿はよほどのタイミングでないと見られないのですが、その分探しやすく手持ちの双眼鏡などで熱心にのぞき込んで皆さんすっかり満足の様子。その後は琵琶湖を尻目に片山トンネルを通過、穏やかな田園風景を楽しみながら高月駅まで無事に帰り解散となりました。

河毛駅で 快晴の朝に期待も膨らむ
道中で この後思いがけない濃霧に見舞われました
野鳥センターの大スクリーンで野鳥の生態を学びました
山本山の裾でオオワシの姿を探す皆さん
湖北野鳥センター前で記念写真 皆さんの楽しそうな姿が何よりでした

11月16日(日) JRハイキング(新企画コースで合戦の真相に迫る)   賤ヶ岳古戦場の東野山砦と天神山砦を歩く

快晴の朝余呉駅には県内や京阪神方面からの参加者22名があり、特に今回は初めての企画コースとあって山城ファンには待ち望んだ期待感が溢れる。道中の二番穂が色づく田園地帯は賤ヶ岳合戦の秀吉方の陣営の真っただ中とあって砦の配置を解説しながら進んで、まず立ち寄ったのが中之郷の吉祥院。ここは前田利家が戦線離脱する時、殿(しんがり)として秀吉方の猛攻撃を受けて戦死した横山長隆の墓所とあって当時の激戦を偲ぶ。ここから林道へ入る。紅葉の残る樹間からは行市山、文室山、大平良山、山本山、余呉湖などを望みながら東野山砦(標高約410メートル)へ到達。豊臣兄弟方の有力武将で虎御前山にも砦跡が残る堀秀政が守備した所で、よく残る複雑な構造に皆さん興味深く探索されここで昼食とする。下山後は本日の目的地である天神山砦(標高約210メートル)を目指す。国安集落の式内社草岡神社に参拝すると、その裏山にあるのが天神山砦。ここは合戦当初秀吉方の最前線として築かれた砦でしたが、柴田方が行市山、別所山など更に高所に砦を構えたため、ここを放棄して神明山、堂木山へ後退しました。そのためこの砦への訪問は少なく、登山道も倒木などやや険しさがあるのもやむを得ないところです。ところが合戦には使われなかったためその分精巧な作りがよく残り、ファンの皆さんも興味深く隈なく探索されていました。本日のメインコースを堪能された一行は長い行程も元気に踏破されて無事余呉駅に帰着となりました。 

紅葉の樹間から山々を望む
田園地帯を東野山砦目指して歩く
東野山砦本陣跡で記念写真 天気と同じく笑顔も明るく輝く
下山して再び向かいの山を目指す
式内社草岡神社に参拝
石段を登り本殿へ
天神山砦跡で遺構を確認する

12月6日(土)JRハイキング(秀吉・秀長兄弟を描く大河ドラマ直前)         信長の軍道と紅葉の虎御前山をゆく

好天に恵まれて23名の参加で虎姫駅をスタート。まず真宗大谷派五村別院に参拝。ここは戦国時代の元亀争乱にも関わった歴史についても知っていただく。ここから信長が小谷城攻撃のため作った「戦国街道」を通ります。この道は幅6メートルの道で小谷城側には高さ3メートルの土塁を築いた軍道で今もその一部が残ります。次は元三(がんざん)大師の生誕地である玉泉寺にお参りして、虎姫時遊館で昼食をとらせていただきました。午後は虎御前山に登り信長軍が尾根全体に築いた砦跡の探訪です。登山口の矢合神社にはきれいな紅葉が残り、八相山の展望台からは湖北一帯のパノラマ風景を楽しむことができました。この方面一帯は姉川の合戦や賤ヶ岳合戦の古戦場とあって、小谷城攻防戦から来年の大河ドラマの豊臣兄弟の話題まで戦国の歴史の話題に事欠かず、ガイドの解説にもつい熱が入ってしまいます。ここから鉄塔のある虎御前山尾根筋に登ると、滝川・堀・信長・秀吉・勝家の砦群跡が並びます。入口の滝川砦跡で集合写真をとり、各砦跡の散策と遠景を楽しみながら探訪しました。この辺りで大河ドラマの主役となる木下小一郎(秀長)は、木下藤吉郎(秀吉)のもとで精力的に働いていたと思われます。秀吉の砦跡ではここが信長の陣跡ではないかという砦に詳しい参加者の新説も聞けておおいに盛り上がりました。このルートに参加された方達は大河ドラマ直前ということもあって、知識、関心渡共に高く、砦跡では随所で様々な解説が入るなど大変にぎやかに充実したハイキングになりました。

五村別院に参拝
戦国街道で 信長の築いた軍道も一部現役の道です
展望所から賤ヶ岳方面を望む この一帯が戦国時代の舞台でした
木下秀吉陣地跡の碑が立つ
虎御前山で まだまだ紅葉も楽しめました

11月15日(土)  JRハイキング(生物多様性の森) 錦秋の山門水源の森を訪れる   

風もなく透き通る青空の下、絶好のハイキング日和に恵まれて30名の参加がありました。ここ山門水源の森へは最寄の永原駅から約7キロメートルの道のりと、帰路は路線バスを利用するため参加定員を設けざるを得ず、人気コースでありながら大変申し訳ないところです。さて今年は急に冷え込んだため各地の紅葉も鮮やかでこのコースにも期待が膨らみます。丁度「山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会」のメンバーの方々の保全活動とも重なり、少し心配された熊の出没もなく大変にぎやかな行程になりました。森の学舎で昼食を済ませ、山門水源の森の沿革を説明した後、いよいよ沢沿いのコースを通って湿原に出発する。やがて炭焼き小屋に到着。ここの紅葉もすばらしくシャッター音の連発で、ここは6月にはササユリが満開となる湿原です。次の南部湿原展望台では山門湿原を代表するミツガシワなどを解説し、南尾根からは四季の森へ向かうとここは里山の雑木林の典型とあってコハウチワカエデの紅色、シロモジの黄色が真っ盛りで、その前で記念写真。次は寒地性と暖地性の入り交じる植生の北尾根に上がる。ブナとアカガシ、寒地性のユキツバキと暖地性のヤブツバキの中間種であるユキバタツバキの大群落があります。そこからはセンブリやリンドウの花を観察しながら尾根を下り森の楽舎に戻る一周コースでした。帰路は近江塩津駅へ路線バスで帰着し、皆さんには大変満足していただいた錦秋を楽しむ一日となりました。

森の入口で注意事項を確認
沢道を登る
湿原の案内板で
秋色に染まる湿原
この景色を持って帰りたい
道端の小さな草花にも注目
四季の森で 頭上も足元も色づく錦秋のひと時