新緑の小谷城へのお誘い

新緑の小谷城へはシャトルバスが便利です。このバスは春と秋の行楽シーズンに麓から番所跡まで運行しています。この春は4月29日から5月7日までの運行です。中世5大山城に数えられる小谷城は①魅力を体感できる山城②小説の舞台にしたい山城③時代を変えた山城④撮影したくなる山城と絶賛されています。この小谷城を私たちガイドがご案内しています。山城と眼下に広がる壮大な景色の中でぜひ歴史の中に身を置いてみてください。麓では三代の里の展示物もご案内していますのでこちらへもお立ち寄りください。シャトルバス運行終了後も5月一杯は麓や山上でガイドがお待ちしています。

番所跡看板前でのご案内 ここからは徒歩で登ります
虎御前山、山本山、竹生島を望む
御馬屋敷跡、馬洗い池
姉川合戦場を望む
浅井氏三代の里 ここで三代の歴史が学べます

4月23日(日)JRハイキング   湖北の春と歴史の深みに触れる旅

爽やかな快晴のもと湖北の春と歴史満喫のハイキング。遠くは埼玉、名古屋、舞鶴等からの参加者を含め総勢32名で石田三成が再起をかけて隠れ潜んだと言われる「おとちの岩窟」を訪ねました。途中、鳥のさえずりを聞きながら新緑の中を歩き、参加者からは早起きして来た甲斐があったと大好評。岩窟では約半数の「勇気ある」人がはしごとロープを使って狭い入口を慎重に降りて中に入り、三成の心境に思いを馳せ、歴史のロマンを感じていただくことができました。参加者からは是非秋にも計画してほしいというリクエストもいただきました。

峯の大岩 このような岩がいくつもあります
新緑の尾根道を行く
尾根道から岩窟へ下る この分岐路は事前の下見で確認済みです
おとちの岩窟入口 中へは梯子とロープで…果たして中は? やはり勇気と懐中電灯がいりますね
記念撮影 ここでお弁当 疲れも吹っ飛び満足感でいっぱいでした
林道へ下山 ここからの逆コースは近道ですがかなりの急坂です

4月22日(土)JRハイキング 春爛漫の賤ケ岳と余呉湖を楽しむ

奥琵琶湖の観光シーズンも本格オープンです。この日は賤ケ岳リフトの運行開始と長浜450年戦国フェスティバルのオープンセレモニーが賤ケ岳山頂で賑やかに行われました。このタイミングでのJRハイキングに、京阪神方面を中心に54名もの参加があり4名のガイドでご案内しました。余呉駅から岩崎山砦、大岩山砦と秀吉方砦を巡り、予定通り山頂に到着。セレモニーでは「始まりの狼煙」に長浜市長と「ひでよしくん」も登場してお祭りムードも一気に盛り上がり拍手喝采。山頂からの景色などを堪能しながらの昼食後余呉湖畔へ下山。桜の後を受けたサワオグルマが早くも満開となり、黄色のお花畑でお迎え、一行は新緑の湖畔道を楽しみながら余呉駅に帰着しました。

足取りも軽やかに新緑の山道を行きます
賤ケ岳山頂はこの賑わい
セレモニーの花「狼煙」 市長さんと「ひでよしくん」が一役
余呉湖畔の道 爽やかな湖畔にはサワオグルマの群生と名残を惜しむ八重桜も

4月14日(金)オトチへの道

木々も芽吹き始めて山々は新緑の季節を迎えいよいよ本格的な登山、ハイキングの季節になりました。当ガイド協会では安全な登山のために事前のコース下見を行っています。今回は「オトチ」と呼ばれる石田三成公ゆかりの岩窟への登山コースです。関ヶ原合戦で敗れた三成公は再起を期するためこの岩窟に潜んでいましたが、遂に徳川方の追っ手に捕らえられたという伝説の地です。途中、倒木を取り除き、道しるべの確認などを行いました。このハイキングは4月23日(日)JRハイキングとして現在募集中ですので、ホームページで確認してお申し込みください。5月13日(土)にはこの近くの己高山頂上へのコースも設定しています。

邪魔な倒木を除けて…
落ち葉でフカフカの道です
もうすぐ満開のヤマツツジにも迎えられ
オトチの岩窟 中へ入るには懐中電灯と勇気をお忘れなく…

4月3日(月) ある巡礼

好天の一日、賤ケ岳山頂の桜も満開、麓の余呉湖や余呉川では菜の花と桜の共演の真っ盛り。この賤ケ岳山頂までの登山を一人の80代男性の依頼によりガイドを引き受けました。リフトの運行はまだ先のため、徒歩での登山です。ご高齢の身を案じたのですが、その健脚ぶりに一安心、難なく山頂に到着。関東地方にお住いのこの男性は、38年前に小学生の息子さん達とここを訪れましたが、その息子さんが数年前に先立たれたため、もう一度この思い出の地を訪ねられたのです。持参された当時の写真と見比べながら、その場所で遺影に語り掛けられる姿には感傷的にならざるを得ませんでしたが、変わらない景色や桜の花などに大変喜んでいただくことができました。下山後は何とレンタサイクルで長浜まで行き、次の日は竹生島、海津大崎クルーズなど思い出の地への巡礼を続けられるとか。このような旅のお手伝いをさせていただいた春の一日でした。

桜と余呉湖の景観にしばし心も安らぎ…
合戦戦跡碑 思い出の場所を写真に

3月26日(日)湖北観音シリーズ第19弾 「観音霊場を訪ねるテクテク旅」を実施

あいにく冷たい雨となって参加者は5名に激減してしまいましたが、3ヶ所の観音様札所では地元世話役の方々に温かく迎えていただきゆっくりと拝観できました。今回はあらかじめ「高月観音の里歴史民俗資料館」に立ち寄り事前学習をしましたので、湖北の観音様の理解がより深まった巡礼ハイキングとなりました。コースは高月駅から木之本駅まで約12キロの道のり、お疲れ様でした。好評のこの観音様巡礼シリーズは今後も続けて行きたいと思います。

国宝十一面観音様門前の野神の巨木 これも篤い民間信仰の伝統です
後方が高月観音の里歴史民俗資料館
第15番 唐喜山赤後寺
  石段を登ります
通称「いも観音」様の由来などを伺う
第18番 天王山安念寺
冬の間は雪囲いでお堂を守られています
第20番 龍頭山大澤寺
 最後の石段を頑張って上がります

3月25日(土)奥びわ湖ハイキング 小谷城落城に迫る 秀吉の攻略ルート「水の手谷」を登る

小谷城も桜が咲き始めましたが、この日は朝から雨。しかし出発直前には雨も上がり、ガイドも含め21名が小谷城攻防戦の秀吉軍の攻略ルートに挑みました。秀吉軍は夜中に京極丸へ二つのルートで迫ったと言われ、これを午前と午後に踏破するという、砦マニアにはたまらない戦国の追体験です。「砦攻略」後は本丸、大広間を下山し、戦国歴史資料館で記念撮影。戦国将兵達にも負けない健脚ぞろいの面々、お疲れさまでした。

水の手谷入口 清水谷から道なき道をよじ登るというルート。中腹の大野木で小休止。
京極丸下の虎口 秀吉軍が突入した虎口にたどり着き、ここで昼食。
本丸、大広間で解説 午後のルートは山王丸中腹から横掛けで虎口に入りました。水の手谷ルートよりスムーズに攻略し、下山。
戦国歴史資料館で記念撮影 全員が無事凱旋できました 

3月27日 今日の余呉湖

余呉湖周辺の木々や草花がにぎやかになってきました。新芽が芽吹き、桜もチラホラと咲き始めました。4月1日から余呉湖観光館をメインに余呉湖桜祭りが始まります。観光館前の菜の花は桜との共演を待ちきれず、もう満開で準備万端。気の早いサワオグルマ草の一部も咲き始めています。4月から土日にディスカバーウェスト余呉湖一周ウォーキングも始まります。ホームページの開催予定表をご覧ください。お待ちしています。

観光館前の菜の花
桜ももうすぐです
 気の早いサワオグルマ草もチラホラ

3月21日(祝)JRハイキング「古代に夢を追い お昼は近江牛の牛丼」を実施

春分の日、曇り空も午後から小雨となりましたが、約11キロのコースを25名の参加者全員が完歩。今回は「近江牛」のネームバリューもあってか京阪神、奈良方面に加え地元の参加者もチラホラ。評判の「木之本塾」の牛丼を北布施公民館でいただきました。いずれも担当ガイド夫妻のお世話でした。行程はまず伊香具神社で羽衣伝説や特異な形の鳥居の解説などを聞き、北布施では集落の二つの神社の由来や猿とカニの臼池伝説、野菜を分け合う暮らし振りなど地元ならではの話を聞き、午後は唐川の「ころり観音」、千田の石作・玉作神社を巡って、最終木之本宿を散策して木之本地蔵で解散となりました。なお、昼食の時、WBC準決勝サヨナラ勝ちのニュースが入って一斉に拍手が起きたのも良い思い出となりました。

大音 伊香具神社 伊香郡開拓の祖を祀る
   台風で倒壊した拝殿も立派に再建されました
北布施の臼池 餅を巡って悪智恵の猿がカニに負けるお話。
この池にビールを冷やしておくと、先に取った人が一本増やしてお返ししておいたとか…昔の生活でした
千田 石作・玉作神社 物部氏につながる古代の玉作工房伝説の地
木之本地蔵尊にお参り
木之本宿 七本槍の冨田酒造

3月19日(日)JRハイキング「北国街道江戸旅体験」を実施しました

快晴に恵まれて京阪神方面からの16名の方々をお迎えして、余呉駅から木之本駅まで式内社4社を巡り、江戸時代の雰囲気の残る北国街道を歩きました。中でも江戸時代の雰囲気がよく残る坂口の菅山寺登山口と菊水飴本舗、黒田の黒田家御廟所に立ち寄り、最後に木之本宿を巡り予定通り木之本駅に到着しました。このコースには徳川家康が関係した2つの事業があります。関ヶ原合戦に勝利した家康はもはや「どうする家康」の迷いはありません。その4年後、余呉湖の水位を下げて水田(天領)を増やした土木事業と、菅山寺の寺宝の大量の経典を取り上げて芝の増上寺に持ってこさせたこと、これらを実行したのが大津代官彦坂九兵衛でした。この菅山寺の登山口にあるのが菊水飴本舗です。北国街道を往来した旅人はこぞってこの飴を土産に買い求めたという老舗です。今回参加の旅人の皆さんもこぞって飴を買い求めておられました。

木之本 意冨布良(おほふら)神社
下余呉 乎彌(おみ)神社
菅山寺、近江天満宮(菅原神社)への登山口の大鳥居
現在の店舗入口
江戸時代の菊水飴本舗の店頭賑わいの図
黒田家御廟所で記念撮影