昨年は50名余の参加者で好評だったこの峠越えシリーズは、今年は更に76名となる大盛況でした。朝から汗ばむ陽気の好天の中、余呉駅を出発してまず余呉湖ビジターセンターの賤ケ岳合戦図で戦況の推移と行程の概要の説明を聞いていただく。そこからいよいよ権現峠を目指して山道へ。途中小休止を挟むだけで元気に登って頂きました。峠には名前の由来となった祭祀の名残の石灯篭もあって、往時の往来が偲ばれます。そこから尾根道を大平良山、公法寺山のピークへ。この辺りのモミジの林が少しずつ色づき始めた景色の中で昼食。午後は一気に賤ヶ岳山頂へ。絶景を楽しみ、定点観光ガイドの話も聞いていただき下山道へ。道中は合戦の最初の激戦地であり、秀吉方砦の大岩山砦、岩崎山砦の跡地でそれぞれ戦国を偲んでいただく。ここまでの行程の感想を伺うと、皆さん満足されて元気いっぱい、余力充分。そのため余呉駅へは予定より少し早めに到着し、京阪神方面の方々は一つ先の電車で帰路についていただけました。