4月19日(土)JRハイキング 春爛漫の賤ヶ岳と余呉湖を楽しむ    (武将も駆け抜けた砦跡と湖畔を歩きませんか)

好天とは言え、急な夏日で登山の服装にも思案の日和となりました。しかも春先から続く低温により桜の開花が遅れたため、昨年とは違って湖畔の花の主役が入れ替わらず、余呉湖観光館周辺は菜の花とソメイヨシノの花盛り。しかしハイキングには持って来いのため天気予報が固まるに連れて34名の参加となり、賑やかに余呉駅を出発しました。まず余呉湖羽衣伝説の天女の子を祀る乎彌(おみ)神社に参拝し、安全祈願と伝説を偲び、賤ヶ岳合戦の岩崎山砦跡へ登る。ここはキリシタン大名の高山右近が守備しましたが、敵襲に戦わずに撤退したことで知られます。その撤退先が秀吉の弟秀長の田上山砦とあって、来年の大河ドラマとハイキングの話題に。そこから大岩山砦跡を経て賤ケ岳頂上を目指す。道中は吹き抜ける風の涼しさで多少の坂道も小休止を挟んで進むと道端に咲く小さなスミレやイカリソウの花にカメラを向ける人も多く、新緑が芽生える明るい道に声が弾む。頂上からは春霞もあって遠望はややかすむも、桜の間から見える北方の高山には雪、両方の湖は青と賤ヶ岳の大観を満喫しての昼食。下山しての湖周道路には昨年までとは違ってサワオグルマの群生地は日当たりのいい所に一部、ソメイヨシノの並木は花吹雪、その間に彩を添える八重桜はようやく赤いつぼみを膨らませ始めたところと、例年とは少し様変わりの中にも春爛漫のハイキングとなり、「楽しいハイキングでした」と嬉しい言葉も頂きました。

乎彌神社に参拝 余呉湖湖水に関わる歴史があります
新緑が芽吹く明るい登山道を行く
賤ヶ岳山頂直下の最後の急坂を登ると待っているのが・・・・
桜と若葉の下で昼食タイム 北方の山には雪も
賤ヶ岳の大観を満喫した参加者の皆さん
余呉湖畔の道は春の装いでお迎えしてくれました