5月3日(金・祝)JRハイキング (続・日本百名城)山城の教科書・玄蕃尾城跡へ

快晴。爽やかな初夏の日和の中、人気の玄蕃尾城跡を目指して35名の山城ファンが集結しました。このコースは登山口まで路線バスを利用するため乗車定員が上限となって、一部の方にはご希望に沿えないのが実情です。さて、柳ケ瀬バス停からの登山道は一部に急傾斜地を横切る注意箇所もありますが大体緩やかな坂道で、元々は近江の国と越前、敦賀を結ぶ主要道路だったため電柱跡などにその名残りが見られます。到着した峠が倉坂峠でここから少し急坂を登り切ってたどり着くのがお目当ての砦跡です。入口に整備された解説板で砦跡の全体像をつかんで、馬出、土塁、横堀など鮮やかに残る遺構をつぶさに確認。砦跡はきれいに整備され安心して見学することができ、特に圧巻が深い堀切と高い土塁など織豊期の城郭の特徴が良く残る遺構に感慨もひとしおで、皆さんがどうしても来たかった地だと喜んでおられた。下山してからは柳ケ瀬集落に残る関所の建物などを見学して帰路に就きました。

かつての山越えの街道が登山道
登山道入口で注意事項を確認
城跡入口に整備された解説板 
主郭跡で記念写真 山中ではありますが城内はよく整備されていて探索に最適です
下山して柳ケ瀬の集落へ
移築された関所門を見学 ここは明治天皇行在所でもありました