5月19日(日)JRハイキング 滋賀の隠れた人気スポット・土倉鉱山へ

天気予報を見てか参加者は少し減って25名で木ノ本駅から路線バスで出発。このコースは最近ブームとなっている「廃墟スポット」に着目した新企画。土倉鉱山は長浜市の北部、岐阜県境に近い山中にあった銅鉱山で、明治43年の採掘開始から昭和40年に閉山されるまで、戦後の最盛期には関係者、家族など1500人が暮らし、学校、病院、映画館などもある街があったのです。この日は全国トチノキ学ネットワークの初めての全国大会が木之本町で行われ、その現地見学会の参加者の方々と行程が重なりました。鉱山跡付近は全国的にも貴重なトチノキの群生地として保存に向けた取組みが行われています。さて、金居原のバス停から徒歩40分ほどで入口に到着しここで昼食を済ませる。この場所は第3選鉱場跡で続いて第2選鉱場跡を目指す。途中、坑道跡を見ながら新緑の土倉谷を進み30分ほどで第2選鉱場跡へ到着。いずれも施設の残骸が残り廃墟らしさを体感することができた。ただし一部には崩落の危険があるため立ち入り禁止の柵も設置されているので見学には留意する必要があります。ここで大勢の登山者と出会い、にぎやかな声が谷間に響き渡った。ここからUターンして金居原の合歓(ねむ)の里へ下る。ここでもトチノキ組と重なって資料館の中はかなり混雑。ここにはかつての最盛期の鉱山一帯の写真が展示されてあり、地元の方から説明を聞けるなど土倉鉱山の実態を知ることができて参加者の皆さんは大満足の一日でした。

第3選鉱場跡 ここから鉱山跡へ 一部に安全柵が設置されています
緑深い土倉谷を行きます
他の登山グループと出会い賑やかな谷間となりました
第2選鉱場跡に見入る 往時の活況と廃墟とのギャップに想いも複雑です
往時の鉱山の賑わいを示す写真が展示されています
合歓の里で銅鉱石の説明を受ける