7月28日(日)JRハイキング 元亀争乱と一向宗を考える 五村別院と虎御前山縦走

晴天、猛暑の中にも虎姫駅には19名もの方々に集合していただきました。スタートは教如上人ゆかりの五村別院参拝です。御堂の中では長浜市内にはなぜ東本願寺派のお寺が多いのか、織田信長と本願寺の戦いなど「元亀争乱と一向宗」についてお話をさせていただきました。次に玉泉寺に向かいました。この寺は「比叡山の中興の祖」といわれる良源(元三大師)の生誕地に建てられた天台宗の寺院で、「厄除け・魔除けのお大師さん」としても知られ、皆さん熱心にお参りされていました。また京都の廬山寺(ろざんじ)は、元三大師創建の寺で現在の場所は紫式部の邸宅跡であったとされ、良源と紫式部は同時期に生きた人でした。ここからの道中には虎御前山と小谷山の両方が見え、小谷城攻防戦の現場を確認して、虎姫時遊館というコミュニティー施設に到着。当館のご厚意により涼しい中で昼食をとらせていただき、展示中の能面見学や「虎御前山古砦図(写)」で虎御前山の砦群の説明も聞いていただくことができました。午後は虎御前山の縦走です。絵図に出てくる8名の武将(多賀貞能、蜂屋頼隆、丹羽長秀、滝川一益、堀秀政、織田信長、木下秀吉、柴田勝家)の砦跡を順に巡りました。木が茂るこの季節はなかなか小谷山が見えませんが、竹生島、山本山、横山、伊吹山などを見ながら元亀争乱に思いを馳せ、予定通り15時には河毛駅に到着。駅前の長政公・お市様の像の前で小谷山を背景に記念撮影して無事解散となりました。

五村別院 教如上人像前で記念写真
玉泉寺 元三(がんざん)大師生誕の地
道中で小谷山方面を遠望する
虎御前山砦跡で 日陰で一息いれる
涼しい虎姫時遊館で 絵図面を解説 
河毛駅前で記念写真 長政公とお市様の仲睦まじい夫婦像の前で 後方が小谷山