連日の猛暑の中にも11名の参加がありました。集合場所の西野水道史跡公園では江戸時代の難工事を学び、新トンネルで一旦琵琶湖岸へ出て排水路の役割を確認。古保利古墳群へは日陰の林道を選び、峠の八ツ岩支群と呼ばれる終末期の横穴式古墳群を観察。続いて古墳時代初期の前方後円墳である深谷古墳が素人目にもよくわかる形状を残し、しかも琵琶湖側からしか見えない立地もこの古墳群の特徴をよく確認できます。ここから目指すのが阿曾津千軒跡地。ここは琵琶湖周辺に伝わる水没集落の伝承地の一つで、地蔵堂も祀られかつての様子を偲んでいただく。ここから湖岸に出ると奥琵琶湖の景色に歓声が上がりました。青い湖面から打ち寄せる波と澄んだ水、心地よい風に遠くの湖面を走る帆柱の群れ。この湖岸を赤く彩るのがゴマの木の群生。花に詳しい女性からの助言とこの実を試食してみる猛者もあって賑やかな休憩となりました。ここから峠道を越えて到着するのが最終目的地の有漏神社です。山梨子集落の神社でありながら正式な参道はなく、かつては船で参拝したとも言われますが、今では集落の公民館に分霊を祀られています。秘境の神社として注目されていますが、境内や社殿はきれいに整備され大切に祀られていることが分かります。ここの湖岸で昼食の後、同じコースで集合場所に帰着しました。