7月10日(木)JRハイキング赤後寺千日会    転利(コロリ)観音法要 北近江の戦火をくぐり抜けた観音の里めぐり

連日の猛暑でのハイキングとなれば参加者が心配されましたが19名の方々に木ノ本駅に集まって頂きました。今回のハイキングのメインは高月町唐川の赤後寺(しゃくごじ)千日会法要にお参りするものですが、途中には黒田官兵衛ゆかりの黒田家御廟所があって、賤ヶ岳合戦や来年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」など戦国時代の話題に花が咲き、次に訪れたのが安念寺の観音様。ここの仏様は「いも観音」とも称され、お堂では地元の世話方にそのいわれなどを伺いました。ここから赤後寺への道が炎天下でなかなか厳しい中となりましたが無事に到着。境内にはたくさんののぼり旗や地元の方々など大勢の参拝者で賑わいを見せる中、千日会の雰囲気に包まれて観音様の参拝をさせていただきました。境内に設けられた休憩所のテントの中では冷たいお茶をいただきながらの昼食で、ここで十分な休憩を取って唐川の集落を後にしました。次に訪れたのが千田の「石作神社」。式内社として古い歴史を誇り、玉作神社をも合祀し「石作・玉作神社」とも称されます。いずれも古代の生産集団ゆかりの神社とされています。ここから木之本へ戻り、北国街道の宿場町を散策しながら最終目的地の木之本地蔵院に到着し、解散としました。参加者には海外から県内に移住された女性で、奥びわのハイキングファンの方がおられ、今回も楽しいハイキングでしたとの感想をいただきました。

黒田家御廟所 黒田官兵衛の祖先がここから移転したと伝わります
安念寺で世話方のお話を聞く 痛々しいお姿にも謂れと歴史があります
赤後寺で記念写真 境内には日吉神社も祀られ神仏習合の歴史を残します
お堂では厳かに千日会の法要が営まれました
テントの休憩所で昼食と休憩を取らせていただく
石作神社 よく整備された広い境内です
木之本地蔵(浄信寺)に参拝し解散