5月21日(日)JRハイキング 山城の傑作、玄蕃尾城跡を訪ねて

いつの間にか初夏の装いの山々、砦マニアならずとも人気の戦国山城の傑作、玄蕃尾城を訪ねました。京阪神から早朝に出発された方や学習グループメンバーの方々など39名の参加がありました。この山城は賤ケ岳合戦に備えて柴田勝家が築いた砦でしたが、戦場が余呉湖周辺に移った後、勝家が越前へ敗走したためこの砦はそのままの形で残りました。そのため織豊時代の遺構がよく残る山城として有名です。参加者の皆さんは深い空堀や土塁、虎口、郭跡など戦国時代に思いを馳せて感嘆しきりでした。登山道はかつては近江と越前を結ぶ古道で、明治天皇も徒歩でここを超えられた歴史があります。汗ばむ道も何のその満足感一杯に下山。麓の柳ケ瀬には江戸時代に関所も置かれ、北陸線開通により蒸気機関車の駅としても賑わいました。予定より早く下山できたため、関所跡、明治天皇行在所の旧鈴木家の門(関所の門を移築)なども見学できました。

柳ケ瀬の集落から砦への登り口
明治12年には天皇や伊藤博文など明治新政府の一行もここを通過して京都へ向かわれました
主郭の木陰で一休み、昼食
いよいよ砦 今は安全に虎口から侵入!
資料を見ながら戦国を偲ぶ
主郭跡で記念撮影 お疲れさまでした