6月4日(日) JRハイキング (ササユリとコアジサイの群落に酔う)山門水源の森が輝く季節 が賑わいました

梅雨入りしたとは言え爽やかな初夏のハイキング日和、山門水源の森が最も輝く季節に京阪神から38名の参加がありました。この森は永原駅から約7Kmの距離にありますが、皆さん足取りも軽やかに到着。環境保全のため靴底を水で洗い、環境整備協力金200円を箱に納めていよいよ入山。この森は昭和35年頃までは炭や薪を作るために利用されていた里山でしたが、泥炭層の湿原で氷河期からの生き残りであるミツガシワ等貴重な植物が生育していることで知られていました。一時湿原が失われる危機に見舞われましたが、環境保全活動により今では「山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会」が湿原の再生、復元の保全活動をされています。その取組みが実って徐々に植栽も回復して、入口でもササユリとコアジサイが出迎えてくれますます期待感が高まりました。森の学舎で昼食、すぐ横にある付属湿地にはサワランやトキソウ、日本一小さいハッチョウトンボも見ることができました。渓流横の散策路を進むと、ここでもササユリが彩り、いよいよ山門湿原の南部湿原に到着すると、ササユリとコアジサイの群落が満開状態で、モリアオガエルの卵塊もあちこちに見ることができました。参加者の皆さんは、「スゴイ、スゴイ」と言いながら盛んにシャッターを押しておられました。

ササユリがあちこちに咲いてます
ネットは鹿の食害除けです
爽やかな日差し 期待もふくらみ入山
湿原には貴重な生態系が見られます
ハッチョウトンボ 大きさは20ミリ以下
ササユリとコアジサイの共演